アル・ディ・メオラの上質なビートルズトリビュートアルバム

さかのぼること1966年3月、チェット・アトキンスの”チェット・アトキンス、ビートルズを弾く “をリリースを始め、多くのアーティストがビートルズを題材とした作品を創り上げてきました。お洒落なジャズ・ボサノバアレンジからカッコいいポップ・ロック調まで、様々なメジャー/インデペンデントミュージシャンがビートルズへの敬意を込めてアルバム制作・演奏する姿を見て、ビートルズというアーティスト・音楽の偉大さを世代を超えて感じることかと思います。

特に若い世代になるとビートルズの楽曲をもちろんどこかで聞いたことはあるけれど、聞き込んだことのないミュージシャンや音楽ファンも多いかと思います。私もそうでしたが、何かきっかけがないと”聴く”ことというのはなかなか難しいです。でもあるきっかけから以前とは違った視点でビートルズを知り・聞くことができ、新たな発見や感動があるかもしれません。そのきっかけは、最近では特に、誰かがビートルズの曲をカバーしたのを聞いて”いいな”と思ったなど、トリビュート作品が多い気がします。

アル・ディ・メオラの新作『オール・ユア・ライフ』はその一つで、ジャズ・ギター・ビートルズファンはもちろん、全ての音楽ファンにおすすめのアルバムです。ギタリストアル・ディ・メオラはジャズ・フュージョンギタリストで、70年代から活躍するトップアーティストの一人。エレキギターから奏でられる速弾きはジャズミュージシャンだけでなくロックや他のジャンルのギタリストも絶賛するすごさ。また、アルゼンチンタンゴの巨匠アストロ・ピアソラの作品などで見せるワールドミュージックへの関心・敬愛もジャンル・国を超えて愛される理由の一つだと思います。

今作『オール・ユア・ライフ 』はそんなアル・ディ・メオラの原点とも言われるビートルズ、彼らへのトリビュートを込めて、ロンドンのアビーロードスタジオでレコーディングされた大変思い入れのあるアルバムとのこと。アコースティックギターのみのアナログレコーディングで温かく懐かしい感じがするサウンドと、アル・ディ・メオラの特徴であるシャープなアルペジオやハーモニーがうまくマッチし、普段ジャズを聞かない人でも聞きやすいと思います。

ジャケットや今回のアルバム用写真の第一印象はスタイリッシュでカッコいい!イタリアンアメリカンならではの熱烈な印象の強いアル・ディ・メオラがロンドンの街中をさわやかに歩く姿を中心に撮られた写真は洗礼されてお洒落だと思いました。また、ビートルズファンのお父さんや上司、パートナーなどにあげるギフトとしても素敵なアルバムだと思います。特に音楽ファンの人にはレコード盤 をあげたら喜ばれるかも?!

秋本番になるこれからの季節、しっとりとアコースティックの音色を聞きながらリラックスしたい時にぴったりなアルバムです。ビギナーも上級者も十分に楽しめると思います。

All Your Life: A Tribute To The Beatles

発売日:2013年9月10日
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Al Di Meola
(アル・ディ・メオラ)
アメリカニュージャージー州のジャズ・フュージョンギタリスト。バークリー音楽大学在学中にリターン・トゥ・フォーエバーのメンバーに抜擢され、メジャーデビュー。米ギタープレーヤーマガジン誌の『最も優れたジャズギタリスト』に選ばれる。
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